我々が住む現代社会。
あれ?そもそも「現代」っていうのはいつからでどういう定義でしたっけ?
パッと答えられる人は時代や歴史を年号や出来事単体で考えるのではなく、時代の変化を流れとして捉えられている人だと思います。
今回は現代社会の「現代」とは何かについて何回かに分けて書いていこうと思います。

①「現代」の定義
ネットで”現代”という意味を調べてみると、
”今の世。現今。当世。時代区分の一つ。現在と同じと認められる政治形態・思想傾向などが起こってから現在までの時代。”
とあります。
また時代的な定義は世界と日本どちらの視点からみるかにも寄りますが、世界史的には
①大衆社会の成立した19世紀末以降
②資本主義と社会主義社会が並立した第一次世界大戦以降
日本史的には、
③第二次世界大戦後以降
を指すことが多いみたいです。

この現代とその前の時代で、世界はどう違っていたと思いますか。
政治、経済、科学、宗教、哲学等「現代」のベースとなった時期=現代社会の始まりです。
空気を読んでかシャイなのか単に知らないかはわかりませんが、
日本人の多くは歴史や文化、政治に対して自分の考えを言うことができません。
僕もアメリカに留学し、白人に囲まれて日本人としての意見を求められるまではそうでした。
しかし社会学を専攻していたということもあり、それを克服しない限りは卒業できないため色々と勉強しました。
違う人種同士が国や政治、文化を語る時、島国文化に育った日本人の持つ
「当たり前」や「暗黙の了解」は通用しません。
なので、自分の意見を伝える時は、その意見に至った文化・歴史・宗教的背景を
相手が理解できるように伝えなければいけません。
あくまで個人的にですが、「現代」の社会システムを理解できれば「過去」の社会システムも相対的に捉えることができ、自ずと自分の好みのシステムや未来についても話すことができるようになります。
なのでもし社会に対して興味がなかったり、意見を持ってない方はぜひ一度この記事を読んで自分はどうだろうか?と問いかけてみてもらえたら嬉しいです。
次の記事では「現代社会②:社会形態とは? 主義とイデオロギー」というタイトルでイデオロギー(主義)について書いてゆきます。