前回の記事ではツアーを利用するか、それとも自力で旅をするかの違いについて書きました。
そしてインドのブッダガヤで僕が選んだ道は「自力の旅」です。
どんな旅になったのか、まずはブッダガヤでの客引きの選び方から書いてゆこうと思います!
- ①そもそもブッダガヤとは?
- ②旅の目的と客引き
- ③客引きのシステム
- ④応用編

①そもそもブッダガヤとは?
ブッダガヤは名前に「仏陀」が入っていることからもわかるように
仏教に深く関連していて、インドの4大仏教聖地と言われています。
ネパール南部に生まれ出家し旅に出たシッダールタ(仏陀)ですが、
その修行の道中、6年間の修行していた洞窟があり、また悟りを開いた菩提樹があるのがここ、
ブッダガヤです。
もうかれこれ2500年以上も前の話です。
悟りを開いた地ではその後、マハーボディー寺院が建てられ、その寺院は2002年に世界遺産に登録されています。

②旅の目的と客引き
いきなり言い訳になっちゃいますが、ミャンマーでの仕事を辞めて日本で転職活動をし、その合間を縫って弾丸で行ったインド旅行は細かいリサーチがあまりできませんでした。。。
ブッダガヤも
ブッダの悟りの地!
マハーボディー寺院!
くらいの情報を頼りにコルカタから寝台列車で辿り着きました。
携帯もSimを買わずにホテルのWi-Fi頼りで旅をしていたので、駅についてからも手探りで事前に予約した安宿を探すような感じでした。
駅に降りてタクシーやバスがなかったらどうしようと考えましたが、さすがはインド。
朝についたにも関わらず駅周辺にはタクシー運転手や客引き、物乞いが溢れていて、歩いているだけど何人ものインド人に話しかけられました。
騙されるリスクもありますが、情報が少ない自分にとってはいかに信用できるタクシーや客引きを頼るかがインド旅やアジア旅では非常に重要になってきます。
そして僕が選んだのはこの2人。

英語も話せて、日本語も少し通じる学生の2人でした。
③客引きのシステム
インドの客引きのシステムは至ってシンプル。
客引きがホテルやレストラン、お土産屋に旅行者を連れてく
→ 売上の一部がバックマージンとして客引きに入る
というような流れになっています。
当然客引きは値段の高いホテルやレストランに連れて行きたがりますし、お土産屋は可能な限り値段を吹っ掛けてきます。
なのでまず客引き選びは、
①言語がある程度通じる
②自分の意思をしっかり伝えられ、要望に応えてくれる
③現地の通訳もやってくれる
ボッタクられないためにも、まずこの3点が重要かなと思います。
多くの日本人のように
「何食べたい?」
「ん~、なんでもいいよ。おすすめのとこ連れてって〜。」
というな流れになってしまうと高い店に連れてかれてしまいます。
なので、しっかり
「食べたいものや泊まりたいホテルのクオリティー」と
「予算」
を伝えることが重要です。
旅行雑誌やネットで物価を事前に調べとくと吹っ掛けられても見破ることができると思います。

④応用編
まずできる限り騙されないようにするというのが客引きに頼るときの大前提です。
しかしさらに客引きを味方にすることができれば旅はさらに良くなります。
例えばお土産屋との値段交渉です。
インドのお土産屋は基本初めは吹っ掛けてきます。
交渉の結果、言い値の30%~50%くらい安くなることもザラです。
なのでたとえもしその品物を買いたくても
・買わないそぶりを見せ、店を後にしようとする
・財布には予め少額のみ入れてお金がないアピールをする
などして向こうから割引してくるように仕向けるのが誰でもできる交渉のコツかなと思います。

しかしここで客引きにさらに値段交渉を手伝ってもらえればさらに安く買える可能性があります。
ちなみに客引きを味方につける方法は至ってシンプルです。
信頼を得てWin-Winの関係
を築くことです。

言葉が通じないと厳しいですが、信頼を勝ち取るには
①相手に興味を持ったり、話を聞く → 仲良くなる
②コンビニやレストランに行ったとき水やお菓子などを買ってあげる
③チップをあげる
などがあるかなと思います。
当然ですが仲良くなるとより親身になって色々と要望に応えてくれます。
なので同年代や気が合いそうな客引きを見つけて仲良くなるのが一番手っ取り早いです。
そして②③ですが、前述した通りインドの客引きはバックマージンをもらっています。
しかし本質的には
「お金が手に入れば良い」
わけなので、
バックマージンをもらおうが旅行客からチップをもらおうがどちらでも良いわけです。
であれば、こちらからのチップをあてにして要望に応えてもらうのが最善の方法かなと思います。
あとは単純に一緒にいて楽しいかというとこかなと思います。
客引きは何人もの旅行客を相手にしているので対応がマンネリ化してきますし、あしらわれるような対応も多くされてると思います。
だからこそ旅行客と楽しく過ごせてお金が手に入るのが彼らにとってもベストな訳です。

しかし、本当にお金がなくて騙しにくる相手では上記のようなことは通用しません。
悪い客引きやタクシードライバーに付いていくと暗い路地や人気のない場所に連れてかれ恐喝されるリスクも当然あります。
なので、客引きを選ぶときは
襲われても勝てる or 逃げれるような相手かを見極めたり、
お金をあんまり持ってなさそうな格好をするのが非常に重要です。
ブランドをキラキラさせて歩いていてはカモがネギ背負ってるようなものです。
なのでここまで書いて何ですが、客引き利用はオススメはしませんし、頼る日強があった際のチップとして覚えて頂いたらよいかな〜と思います^^;
それではいい客引きと出会ったところで、次の記事ではいよいよブッダガヤの旅へと出かけます!